本多孝好『真夜中の5分前』(side-A,side-B)

真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-A

真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-A

真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-B

真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-B

side-Aの続編がside-B。2冊同時にやっと文庫化された。
アイデンティティーと「愛してる」って何っていうことがテーマなのかな。なんか書いてみるとすごく恥ずかしいな…。読んでると混乱してくるし、恋愛に関して結構冷めた目で見てしまいそうでこわい。本多は基本的につめたい。あと、たとえ方とか会話が、やっぱり春樹そっくりで、途中でそれが結構くどくなる。side-Bの始まりは、最初はびっくりしたけど、春樹だとすれば…っていう想像で読み進んだら、最後は、ああやっぱりって思ってしまった。まあまあよかったけどね。
猛スピードで母は (文春文庫)

猛スピードで母は (文春文庫)

サイドカーに犬』の原作。立ち読みした。映画化しておもしろいのか微妙。でも視点はおもしろかった。文章はきれい。