岩本悠『流学日記』

流学日記―20の国を流れたハタチの学生 (幻冬舎文庫)

流学日記―20の国を流れたハタチの学生 (幻冬舎文庫)

ほんとは買ったのは文芸社のやつで、表紙は自分のもってるののが好きなんだけどなかった。
シンポでがんばることに疲れて、旅に出たくなって買った本。
こいつすごい!!すごく自分に正直。
同じ大学生だから余計に伝わるものがある。
最初は広い世界をみてる作者がうらやましかった。
シンポなんてちっぽけなものをやってていいのかって思った。
でも読んでるうちにわかった。
作者は広い世界を見ながらも、見つめているのは自分自身。
私はシンポを通して、自分ととことん向きあっている。
同じことじゃない。
そしてもっとこいつみたいに楽しまなきゃだめじゃない。
最近シンポを楽しめていない自分が急に恥ずかしくなった。
恥ずかしくなるのは悪いことじゃない。
ただのシグナル。そこから始まる。
疲れていたときだったからこそ、力をもらえた。
「疲れた」なんて、なんて贅沢な言葉だ。
自分がやりたくてやってることなのに。
シンポからいろんなことを学んでるのに。
そして私も来年、旅をしたい。
もっと違う自分がみたい。

”挑戦しないやつは失敗しない
 そして
 失敗しないやつは成功しない”

私が失敗だらけだと思う今までの人生も、成功への一歩。
この本を読んで、自分がなぜ記者になりたいと思うのかがはっきりわかった。